エンジニアの備忘録

エンジニアの備忘録

元文系出身のエンジニアが、趣味から現場レベルまで様々なIT技術を紹介します。

PythonでAIをつくろう!~環境準備編 Part1~

プログラミング言語を学びたいけど、敷居が高くてなかなか手を出せない人は多いのではないでしょうか。

スクールに通うにはお金がかかりすぎるし、独学でやるには不安があると思います。

確かに、プログラミングは簡単に習得できるものではありません。

苦労はありますし、必ず一度は挫折を経験すると思います。

 

しかし、だからと言ってあきらめる必要はありません。

プログラミングを習得するには、自分でシステムを実際に作ってみればいいのです。

完全に理解しなくても、見よう見まねで構いません。

正解を真似してみることで、大まかなプログラミングの流れを学ぶことができます。

また、自分で作ったものが動いたときはそれが自信につながります。

 

今回はプログラミング言語の中でもpythonを学んでいこうと思います。

pythonディープラーニングを学び、AI(人工知能)を作成をしてみましょう。

 

 

1. AI(人工知能)とは

人口知能とは、「学習・推論・判断といった人間の知能のもつ機能を備えたコンピューターシステム」と定義されています。

あたかも感情を持っているかのような振る舞いをしますが、構造は単純です。

「膨大なデータを分析する仕組み」「分析したデータから適切なデータを取り出す仕組み」の2つが合わさってできています。(超ざっくり)

 

例えば、「怒り=1、悲しい=2、楽しい=3」と定義します。

そして、[楽しい時、悲しい時、楽しい時]のデータをたくさん用意します。

Q:楽しみにしていたケーキが売り切れていた。

「楽しみにしていた:売り切れていた」の文字列から該当するデータとの整合性を確認し、その時の気持ちを類推して表示します。(内部的には数値の2になる)

 

ここからが人口知能の注目するところで、今回の文章もデータをして新しく残し再度分析をし直します。

これらを繰り返すことにより、より精度の高い情報を返答するようになるのです。

 

2. Pythonとは

pythonプログラミング言語のひとつで、汎用性が高い言語です。

PC上のアプリケーションから、テレビゲームまで様々な分野で利用されています。

身近な例でいうと、Instagrampythonで開発されています。

 

pythonインタープリター型言語で、書いたコードをすぐに実行することが可能です。

また、言語体系がシンプルで非常にわかりやすいです。

 

例えば「こんにちは」と表示するとします。

print('こんにちは')

これだけのコードで実行することができます。

 

pythonは最近周流になりつつあるオブジェクト指向型の言語です。

pythonを学習することで様々なプログラムの開発ができるようになり、プログラミングの基礎を学ぶことができるのです。

 

3. pythonをダウンロードしよう

pythonを利用するためにはPCにpythonをインストールする必要があります。

 

①ダウンロード

python公式ページにアクセスし、pythonをダウンロードします。

 ※https://www.python.org/download

f:id:Network_engineer:20210130223137p:plain

 

②インストール

ダウンロードしたファイルを実行し、パソコンにインストールします。

f:id:Network_engineer:20210130223208p:plain

 

以上の2ステップで、pythonの利用環境は完成です。

次は実際にpythonを利用してみましょう。

 

4. pythonを使ってみよう

インストールができたら実際に利用してみましょう。

実行方法は簡単です。

 

コマンドプロンプトを開く

画面下の検索欄より「コマンドプロント」と入力する。

f:id:Network_engineer:20210130224353p:plain

 

windowsキー+R:「cmd」でも可

f:id:Network_engineer:20210130224409p:plain

 

②起動する

コマンドプロンプトで「python」と入力する。

f:id:Network_engineer:20210130225105p:plain

起動したらコマンドを入力してみましょう。

1 + 1」で、足し算ができます。

print('〇〇〇')で、「〇〇〇」と表示できます。

※バージョンが3.8.0ですが、最新版を利用していただければ大丈夫です。

 

windowsキー+R:「python」でも可

f:id:Network_engineer:20210130225227p:plain

 

 

5. Atomをダウンロードしよう

pythonが利用できるようになったら、テキストエディターをダウンロードしましょう。

テキストエディタとは文字入力用のソフトウェアです。

一般的にはメモ帳を利用していると思いますが、プログラミングに適したテキストエディタというものが存在します。

言語ごとにコードを途中補完してくれたり、色分けしてくれたりと非常に使いやすいのでぜひ入れておきましょう。

おすすめは「Atom」です。

 

①ダウンロード

Atom公式ページにアクセスし、Atomをダウンロードします。

 ※https://atom.io

f:id:Network_engineer:20210130231739p:plain

 

②セットアップする

ダウンロードしたAtomを開き、日本語にセットアップします。

「install package」をクリックし、「japanese-menu」と入力します。

「install」をクリックしたらセットアップ完成です。

f:id:Network_engineer:20210130231830p:plain

f:id:Network_engineer:20210130232010p:plain

 

セットアップが完了したら実際に利用してみましょう。

テキスト画面を開き、右下の「Plain Text」をクリックします。

検索画面が出てくるので「python」と入力し、選択します。

python以外のプログラミング言語も対応しています

f:id:Network_engineer:20210130231958p:plain

f:id:Network_engineer:20210130232206p:plain

 

実際にコードを入力してみましょう。

今回はコーヒーの好みをデータの中から繰り返すプログラムを入力してみます。

 

names = ['無糖','微糖','加糖']

for name in names:

      print('コーヒーは' + name + 'が一番')

f:id:Network_engineer:20210130232334p:plain

 

このように、勝手に色分けしてくれるのでわかりやすいです。

ちなみに、こちらのプログラムを実行した結果がこちらです。

f:id:Network_engineer:20210130232455p:plain

 

いかがでしょうか。

テキストエディタを利用することでコードを入力が非常に便利になり、間違いを減らすことができます。

是非利用してみてください。

 

6. pythonをインストールしたら

 

今回はpythonを利用できる環境を整えました。

実際に思い付くまま色々と遊んでみてください。

 

次回は開発環境について説明します。

開発環境とはプログラムを効率的に作成するための環境です。

AIを作成するのに必須の環境になるので、ぜひ参考にしてください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。